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不妊症について先生にインタビュー

男性不妊

【不妊症は女性だけの問題ではありません】

徐クリニック院長徐東舜先生の画像
徐クリニック
院長 徐 東舜先生
http://www.joclinic.jp/

『不妊』という言葉を聞くとついつい女性側に原因があるように思われがちです。

多くの不妊サイトが女性を中心に作られていたり、悩んでいる方も女性が多いように見えますから、そう思われるのかもしれません。

しかし実は男性側の原因、女性側の原因は半々とWHO(世界保健機構)の調査でも明らかにされています。

不妊は女性だけの問題ではないのです。

男性不妊の原因

【性交障害】と【造精機能障害】

では男性不妊の原因とは何でしょうか。
多くの原因があげられますが、大きく2つに分けることができると思います。【性交障害】と【造精機能障害】です。

言葉は難しいかもしれませんが、【性交障害】とは簡単に言えばED(インポテンツと言って勃起不全や勃起障害のこと)によって性交自体ができないことです。【造精機能障害】とは精巣やホルモン分泌の異常によって精子が作れないことを言います。精子の数が少ない乏精子症や精子の異常などもここに分類されます。

射精された精子のうち卵管に到達するものはおよそ100万分の1にすぎず、精子が正常でも卵子周囲には100以下の精子しか到達しません。そのため精子の数が少なかったり、運動性が乏しい場合は卵管に到達する精子が減り、妊娠しない原因になります。

夫婦仲良く治療に臨んでほしい

【男性の心は繊細】

煙草やアルコール、生活の乱れが不妊の原因になるのですが、男性の心が実に繊細であるが故に思わず不妊症になっている場合も少なくありません。

タイミング療法では排卵日に合わせて性交を持つように指導がされますが、排卵日にこだわりすぎるのは良くないでしょう。

男性の心は繊細です。雰囲気がとっても大事なのです。排卵日にこだわりすぎた性交は義務的で、それが原因でEDになることがあります。

そうです、男性不妊は誰にでも起こりうる可能性があるということです。義務的な性交では夫婦がお互いを思いやり、純粋に愛を確かめ合うということができなくなります。

ポイント

夫婦がお互いに優しく、お互いに協力し合い、お互いに気持ちや考えを話し合いながら、仲良く治療を行うことが不妊治療においては大切ではないでしょうか。

男性もやはり傷ついている

【男性はデリケート】

またデリケートな男性にとって、男性不妊の現実を受け入れることは難しいことです。

日本古来の文化で「男は黙って耐える」、「弱音は吐かない」という風潮がある為に、不妊の辛さを吐き出す場もあまりないのも現状です。

男性としてのプライドもあるでしょう。誰かに相談してすっきりしても、その後に屈辱的な気持ちが訪れるかもしれません。そういった思いを表現できる場が男性にはあまりありません。

女性にはそこを理解してあげてほしいと思います。男性もやはり傷ついているのです。

男性は名脇役に徹するのも良いかもしれません

【やはり不妊治療における中心は女性】

男性不妊について切々と述べてきましたが、やはり不妊治療における中心は女性です。

男性、女性どちらに原因があるにせよ、妊娠母体である女性の体に負担がかかることは間違いありません。人間の細胞はもともとは全て卵子でできている、という事実もあります。女性の体を大切にする意味が分かりますよね。

男性自身が自分は治療の一員ではないように疎外感を感じてしまうかもしれません。 しかしそう思う必要はまったくありません。

かわいいわが子を抱く日の為に、名脇役に徹するのも悪くないのではないでしょうか。

奥さま、ご主人、クリニックの三人四脚で治療を

【気楽な気持で前向きに】

これまでのことで不妊症の男性にとって、まだまだ窮屈で我慢の多い世の中だということがわかりましたね。

男性不妊に限ったことではありませんが、夫婦で協力し合い、仲良く、医師やクリニックのスタッフと三人四脚で治療に臨みましょう。

治療に関わる人みんなが、気楽な気持で前向きにいることが大切なのです。

そうすることで男性のデリケートな心も、治療に対する恥ずかしさや気遅れも、カバーしていけるのではないでしょうか。

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