不妊.TV|「不妊治療専門施設はどんなところ?」赤ちゃんを授かりたいから行く前に見る、不妊.TVは夫婦の味方です。

不妊治療について先生にインタビュー

クリニック選びのポイントとは!?

【もし君の身に何かあったら、君のクリニックはどうなるのかな?】

京野アートクリニック理事長京野廣一先生の画像
京野アートクリニック
理事長 京野 廣一先生
http://www.ivf-kyono.or.jp/

これは以前JISARTという生殖補助医療の高い水準をめざしている不妊クリニックの団体があるのですが、その審査を受けたときに審査員の先生に問いかけられた言葉です。

以前は私一人で診療をしていたのですが、万が一私の身に何かがあった時に、クリニックや、お預かりしている凍結胚、通われている患者さまはどうなるのか、治療を続けていけるのか、ということを尋ねられたのですね。
そこで「あぁこれは危機管理ができていないな」と気づいて、どんな時でも医療が続けられるようにしないといけないと思いました。
それから私のクリニックでは複数のドクターで診療にあたるようにしたわけです。

突然こんな話をしましたが、ドクターが複数いるということは、やはりそういう面でとても安心して頂けるのではないかなと思います。

ドクターお一人で診察されているクリニックもたくさんありますね。
そういったクリニックにはドクターお一人であるメリットがあるわけです。

  • いつも同じ先生に見て頂ける安心感
  • 治療方針もぶれることがないので患者さんの混乱もありません。

もちろんドクターが複数いるからこそ、定期ミーティングを開いてクリニックの方針や各患者さまの治療方針を全体で統一しておくという努力も私たちはしています。

ポイント

治療を進めていくうえで何を大切にしたいか、ということを考えてもらえればご自身に合ったクリニックが選べると思いますよ。

クリニック全体として

【セミナーや教室もクリニック選びの一つに】

不妊治療というものは、ドクターがいるだけではだめなんですね。

培養士、看護師、看護助手、カウンセラー、そして受付のスタッフ等みんなが一丸となって取り組まないと成り立たない分野になってきました。

私のクリニックでも定期的に不妊セミナーを開いていますが、セミナーでは各分野のエキスパートが話をするようにしています。

培養関係のことは培養士が、費用や助成金については受付スタッフが、そして適応・卵巣刺激・自己注射・採卵〜胚移植〜妊娠判定までは看護師が、最後の質問をドクターが担当しています。

患者さまにとっても理解が深まり、クリニック全体の活性化にもつながっています。

セミナーや教室もクリニック選びの一つのポイントになるかもしれませんね。

妊娠しやすい身体づくり

【まずはご主人とお二人でクリニックを訪ねて】

不妊クリニックで泌尿器科のドクターの診察が受けられるところが増えてきましたね。 他院のドクターとタイアップして定期的に来て頂いたり、場所は別々でも協力して診療にあたっていたり。

当院では泌尿器科のドクターに常駐して頂いているので、婦人科と泌尿器科のドクターがコミュニケーションを密にとっています。
なかなか泌尿器科のドクターが常駐しているところはないかもしれないですが、それでも一生懸命取り組まれているクリニックはたくさんあります。

ご夫婦でいらっしゃった新患の患者さまには、

  1. 同じ日に検査をして頂ける
  2. 一緒に話を聞いて頂ける
  3. ご夫婦の間で不妊症や不妊治療に対する理解の相違がなくなる

と、早く治療方針が決まったりするので良いこと尽くしだと感じています。

学会発表

【レベルが高いところに】

不妊治療のクリニックですから、やはりレベルが高いところに通われるべきだと思います。

「じゃあレベルってどうすればわかるの?」ということになりますが、国内外問わず学会発表をしたり、論文を書いたりしているところはやはり、力を入れているところだなと思います。

あとはバランスですね。
先ほども言いましたがドクターだけで治療を行うわけでなないので、培養士、看護師、カウンセラー、他院とのタイアップなどクリニック全体で治療をバックアップする体制がとれているところですね。
あるいはJISARTに所属している、とかね。
それが選ぶための目安になるんじゃないかなと思いますね。

苦痛のない居心地の良い雰囲気づくりも大切ですね。
キッズルームやリラクゼーションルームを設けたりですとか、カウンセリングルームを他の患者さまとお顔を合わせない場所に設置したりですとか、そういう配慮が大切かなと思います。あとは意見箱やアンケート調査をしてクリニックの改善を図っていることも大切だと思います。

不妊治療を始める方へメッセージ

【奥さまだけでなく、ご主人も一緒に検査を】

女性の卵子の数は決まっていて、後から増えることはありません。また35歳から卵巣機能も急激に衰えていくこともわかっています。男性は毎日精子が作られていますからそこが男女の大きな違いです。

女性の場合には、子どもがほしいと思ったら、とにかく早めに治療を開始してほしいと思います。そして奥さまだけでなく、ご主人も一緒に検査をすすめてほしいですね。

どちらかが先に検査を受けていて、受けていらっしゃらない方に原因があるとしたらその分時間が無駄になってしまいますからね。

また自分にだけ原因があることが後からわかるとそれだけでプレッシャーになってしまいますから、やはり同時に始められるのがいいと思います。
もちろん喫煙、生活習慣、体重の増減など普段の生活にも気を付けて頂きたいと思います。

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